冬方気圧配置で快晴だが寒い日。
河口湖北側の若彦トンネル手前から脇道に入った先の駐車場に車を停める。車は3台のみ(下山した時も同じであった)。淵坂峠ー十二ヶ岳ー金山ー節刀ケ岳ー大石峠と巡る周遊ルートはなかなか険しい岩場歩きもありずっと富士も眺められるなかなかの好ルートだと思うのだが歩く人は少ないようだ。しかし、道は概ね明瞭で安定している。本日まで冬型気圧配置が続いていたが、途中積雪はゼロで岩も乾いて快適であった。
今日は新調した軽量冬靴スカルパMantaテックの試し履き。夏の欧州アルプスのようにアプローチが結構長く、その後氷河や雪渓をいくルートではそれほど硬い本格冬靴は不要だが、ちゃんと保温材が入っていてなるべく軽いものがよいので、このモデルになったもの(カモシカの店員さんは慎重な方でなかなか売っていただけなかったが、アイゼン調整等含めてしっかり助言してくれた)。今回はついでにまだ使っていなかったヘリテイジのULポールも試してみる。
淵坂峠から毛無山までは誰にも会わない静かな山歩き。河口湖畔の駐車場から上がってきた道が合わさり、この先十二ケ岳から金山、節刀ケ岳間は人気のようで登山者もほどほど多い。毛無山でポットのお湯をジフィーズのピラフに入れてから、歩き始める。
一ケ岳から順に十二まであるようだが、プレートのないピークもある。岩場歩きの基本練習によいと聞いたことがあるが、鎖やロープが時々出てくる。愛鷹の位牌ケ岳と同じような感じ。十一ケ岳の先がキレットになっていて簡易吊橋もかかっていた。ここまで10人ほどパスさせていただき、最後の登りで毛無山で出会った単独の女性を追い越す。ひと登りで十二ケ岳到着。そのままもうしばし鎖等を下って、登り返して金山山頂着。ピラフとインスタントチャイでお昼とする。健脚の女性はそのまま金山を通過して飛ばしていった(節刀ケ岳で引き返して帰るそう)。
腹ごしらえ後、自分も節刀ケ岳の展望を楽しみ、さらに東に下り大石峠から駐車場に戻った。この道もおひとり出会っただけでガラガラであった。ストックはなかなか快適で今後も使おうかと思う。靴はさすがに少し両親指の付け根内側(外反母趾)が痛いが、まあ耐えられる範囲。特に靴ずれはなし。雪が全くなく保温性は試せなかったが、冷たい空気と風でフリースを羽織って歩くような道でも足はポカポカとあたたかく、期待できそうである。
帰路も御殿場回りで戻ったが東名高速で事故があり渋滞発生。西湘バイパスに移動して帰宅。今年最後の満月、コールドムーンを見ながら帰宅。
(コースタイム)
若彦トンネル駐車場(950m)0915
淵坂峠(1100m) 0945
十二ヶ岳(1683m)1145
金山 (1686m/ 昼食)1210-30
節刀ケ岳(1736m)1245
金堀山1310
大石峠1320
駐車場 1410
(高度、距離)
高度差800、水平距離約8km