湘南寺田屋 山の記録

時々出かける山の記録です。ハイキング、バリエーションルート、山スキー、早駆け、ボリダリング等。鳥見や海外ハイキングも少々。

燃える山(Burning Mountain)に遠乗り 2

宿を9時出発。すぐ近くにお目当のワイナリーがあるのだが、10時からなので先に山に登ることとする。約70km離れたSconeという町まで走る。途中Musselbrookという少し大きな町を通過して街道に出る。走りやすいが集落等あると50km制限になるので時間はかかる。100km制限の大きなカーブのところで右折レーンがあり、9時50分にBurning Mountain National Reserves(国立公園)の広場に到着。 

身支度をして老夫婦にちょっと先行して10:00出発。

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次のマックは遠い(ここからGreat deviding Range/ 大分水嶺を越えるので)

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ちょっとしたキャンプ場がある(飲み水はないが) /  出発は階段で柵越えで始まる 

 

最初はゆったりとした小道だが徐々に高度を上げていく。アッパーハンターバレーのうねる地形が緑で美しい。10分ほどで展望台があり、遠くにブルーマウンテンのよう崖が見渡せる。このあたりもハンター川(Huneter River)による堆積地形で地下資源も多い。

両側にジーというゼンマイの様な音がたくさん。何匹か飛んで足元にきたので茶色いバッタであると知った(後段に写真)。草原の小さな花々も美しく楽しいハイキングコースである。そろそろ降りてくる家族連れ、犬連れも数組。連休なので楽しそうである。林の中に徐々に入っていくと、立派なサボテンが生えている。この後も所々に生えておりちょっと驚くが、地熱で温度が高いからのかもしれない。山頂付近までずっと続いていた。

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小径をいく  /   展望台

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ところどころサボテン  /   自然にたくさんある

 

30分ほどで山頂斜面となり、ところどころレンガ色(天然のレンガだそう)な斜面やかつての活動あとらしい亀裂がある。2000年代半ばには登山道のあたりも活動がありユーカリの林が枯れたところもあったと解説板。今はTee Tree(お茶の木)で再生が進んでいる。ほどなく山頂の展望台。立ち入り注意となっているが、オージー達も先に進んでいるので自分も気をつけて進んでみる。噴煙はないが、亀裂からは暖かい空気がふきあがり硫黄の匂いする。この地下で約6千年間ずっと炭層が燃え続けており、毎年1mほど移動しているのだそう。最古の火災だそうで、1820年代にハンターバレーの奥を開拓していた探検者により発見されたとのこと。

亀裂帯を離れると穏やかな草原の美しい山頂。少し休んでから下山開始。11時過ぎには駐車場に到着。

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サボテンの他にも花々が点在する気持ちのよいコースですっかり和やかな気持ちとなった。

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階段に帰着 

 

往路を戻り、12時半に「Small Forest」というDenmanの近くのワイナリーに到着。まだ新しいワイナリーだが、日本で杜氏をしていた女性が丁寧に作っているワインと聞き何度か取り寄せたりしていたのだが、今回ようやく初めて訪れる機会を得た。これまでもオーストラリアのと日本の良さが合わさった良いものをみてきているので、大いに期待するところ。

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アッパーハンターはローワーハンターと違って海からの雨がなく、概ね長雨等もなく気候がまったう違うのだそう。最近より寒冷なマーガレットリバー等に押されているハンターバレーであるが、ぜひよいワインを生産して欲しいと思う。

自然も豊かで、小さなゼブラフィンチがたくさん止まっていたり、水飲み場にワグテイルが来たり。カンガルー(ワラビーはいないそう)やハリモグラ(Echidna)、Kestrel (チョウゲンボウ)などもよく来るそう。オーナーも鳥好きのようでしばし鳥談義。

今日は4本ほど購入して帰る(2013はブッシュファイヤーで収穫ができずオレンジという他産地からブドウを譲っていただいて生産を開始したのだそう)。珍しくすっきりした辛口のロゼ(シラーズ)などもいただく。とても安価で譲っていただき、これは町の酒屋で同じ値段で買うよりもはるかにお得だと思う。

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シドニーまでは道も空いていた快適であったが、1日で約400kmも走ったので結構くたびれた。途中無理せず仮眠したりしながら、夕方には自宅にもどった。2日で630km。気持ち良く走ってくれる相棒に感謝。

 

 [機材]OM-D E-M5 M.Zuiko 14-150mm/ M.Zuiko 9-18mm/ iPhone 7