ちょっと変わったカタカナ名前の山が好きである。北八ツのニュウとか奥秩父のチョキとか。冬の快晴の土曜、電車を乗り継いで猿橋駅へ。結構たくさんのハイカーがバスを待っている。どうやら雁ヶ腹摺山等に向かうらしい。幸いすぐ5分後にもバスがあるのでそちらに乗って奈良子入口で下車。誰もいない。
細い舗装道を行き、林集落へ。御堂や社などあり静かなところである。今日はGPSはポケットにしまい、地図と勘で歩くこととする。としたところ里山道で結構迷い、結果としてセーメーバンの尾根を越えて、林集落の一番奥から宮武山の尾根に上がってしまった(尾根上でGPSで位置確認実施)。今日はトラブルばかりで、ミラーレスカメラはバッテリーあがりだし、行動食袋を忘れてしまい散々である。
そのままブナやクヌギの落葉がたんと積もった道を登って静かな宮武山の山頂へ到着。ここでポットのお湯でフリーズドライのキーマカレーを作ってお腹を満たす。手元にはピーナツチョコ10粒だけなので、大事に取っておく。ここから西に地図に道のない尾根を登って主稜線へ辿り着き、ここからは明瞭な山道を南下してセーメーバン到着。特に特徴のない緩やかな山頂であった。鉄塔の乗った御巣鷹山が見えるが今日は富士は雲の中。
さらに南下を続け、稚児落としの岩壁へ。なかなかの大迫力のスラブであるが、クライミングには使われていないように思う。特に柵等はないので万一にも滑って落ちないよう注意して歩く。
ちょっと方向を間違えて大月方面に下ってしまいそうになり登り返して岩殿山方面に向かう。ここから兜岩等を越えていく道は結構アップダウンがあり、シャリバテ気味の脚には辛い。時間も食ってしまい暗くなってきたので、岩殿山の城跡は次回とし北山公園経由で下山した。
雁ヶ腹摺山 / 岩殿城跡
うまく電車を乗り継いで、居眠りしながら茅ヶ崎に戻る。駅前で息子と待ち合わせてお気に入りの焼き鳥屋で食べ、バーHにも寄ってご機嫌で帰宅。翌日の両神山の支度をして早めに就寝。
焼き鳥たべたあと甘いもの
(往路交通)
バス(富士急上和田行)
猿橋0832-奈良子入口0847
(水平距離 約18km、延登下降 約1500m)
(コースタイム)奈良子入口バス停(355m) 0850ー林入口バス停0905ー(この間道迷い)ー林集落の端1015ー宮武山(1,112m)1150/1200ー主稜線合流(1,164m)1255ーセーメーバン(1,006m)1315ー稚児落とし(588m)1455/1510ー岩殿山分岐1615ー北山公園登山口(370m)1635
(ルート図)