ご近所のAさんはいつも忙しく、シドニーにきて9ヶ月だがまだブルーマウンテンもコアラも見たことがないとのことで、ご案内することとなった。ブッシュファイア、そしてコロナ以降は全く行く機会もなかったので、本当に久しぶりである。そろそろ離任も近いようなので、もう一度いってみたかったところ。
ちょっと曇った日であったが、いつものカフェで朝食を食べてから一路西へ。M2、M4、M7と高速を乗り継いでカトゥーンバ(Katoomba)に向けて山道を行くと、冷たい霧雨も降ったりする天気。それでも11時頃にエコーポイントの展望台につくと急に霧が晴れてスリーシスターズの岩峰や遠くまで続くテーブルマウンテン群が見通せる。
霧が晴れてスリーシスターが見え始める
山国育ちなので樹々に癒されるそう
せっかくなので、急炭鉱跡を活用してケーブルカーやロープウェイを作ったシーニックパークにも行ってみる。ここもしばらく休業だったようだが、今は完全再開。旧インクラインだったケーブルカーに乗ったり。展望ロープウェイは、以前は対岸まで行っていたが、今は途中で止まってもどってくるとの運行。若干従業員が減っているようで縮小気味の経営ではある。
シダ樹の樹冠を見下ろす
それなりに混雑していて時間が急いてくる。あわててコーヒーと軽食を買って車の中で食べながら、山を駆け下りシドニー西郊外のフェザデール動物園へ。ここは案内係としてはなんとなしなくてはならない。幸い閉館1時間前には到着。涼しい天候だったからか、コアラも動くやつがいたり、クオッカ(通路に出ていた)、タスマニアデビル、ウォンバット等が活発に活動していてラッキーであった。リトルペンギンも餌やりタイム、ディンゴは兄弟大暴れが過ぎて親に組み伏せられる等大いに賑やかであった。私の好きなロックワラビーはいつものとおり山の上で遠くをみていた。皆元気で良かったと思う。
なぜか集まるクオッカ。
無事目的を果たして17時半にはシドニーに帰着。Aさんも喜んでくれたようでよかったが、自分にとっても久々にくつろげるひとときであった。