湘南寺田屋 山の記録

時々出かける山の記録です。ハイキング、バリエーションルート、山スキー、早駆け、ボリダリング等。鳥見や海外ハイキングも少々。

神楽峰から雁ケ嶺滑走

晴れ、弱風、安定したザラメ雪の好コンディションの春の好日。山の会のメンバーとツアー山行(中級)として、神楽峰〜霧の塔〜雁ケ峰ルートへ。ここはフルにスキー場のリフトやゴンドラが使え、標高高く雪が多く残るのが良い。今日も上部は190cmの積雪。

関越道から谷川連峰 

 

リフトトップまでロープウェイ→滑降→リフト→滑降→ゴンドラ→滑降→第1高速リフト→第5ペアリフトと乗り継ぎ。ここに無人の登山ポストがあるので計画書を提出しビーコンチェック。9時40分にシールで出発。

稜線までは広い緩やかな斜面を快適にシールハイクアップ。苗場山北面の眺望がよい。

大きな揚水発電所のカッサダムを背景に

稜線に到着 苗場山北面は結構険しい

 

稜線上を北に歩くが細かなアップダウンもありゆっくり行く。中尾根分岐の小ピークまで再度シールで登る。ここから中尾根を滑りゴンドラトップに戻るのが一番お手軽コースであるが今日はこの先のツアーに行く。ピークからの下りでMさんが大きな窪地ギャップの乗越え時に左ふくらはぎを痛めるトラブル。脚力のあるメンバーなのだがこの先は長いのでしばし状態を見つつ悩んだが、予定のコースを行くこととする。

Nさんはシール登りがまだ不慣れでペースが上がらない。トラバースしたくなるが雪崩リスクを最大限考慮し稜線を忠実に行く。ピットテストもやっておいたが、概ね安定しているものの25cmくらいの深さに弱層があり雪も湿分の多いザラメなので頭に入れておく。

 

霧ノ塔手前2010mピークには予定よりかなり遅れて13時到着。ここからの滑降は無木立の大斜面もあり楽しめるが、北上する稜線に乗りなおすので登り返しもあり時間を要する。ゆるいアップダウンの尾根を雁ケ峰手前のコルまで行き、ここで再度シールをつけてピークへひと登り。ここから東に延びる尾根でスキー場に戻る。標高が下がりブッシュも出てくる上途中結構な急斜面もあり、足の痛みや疲労で各Mとも苦労。横滑り等を多用するよう伝え、怪我のないよう慎重に下り、ようやく16時にスキー場林道コースに合流。スキー場で待っていたNさんご家族には大分ご心配をかけてしまった。

 

 

今回想定よりかなり時間がかかってしまったが、山スキーの技術にまだ慣れていないメンバーなので、計画段階で登下降のペース等を慎重に検討するべきであった。また、足を痛めたメンバーの状況については慎重に判断したつもりだが、後半痛みが強くなったこと等考えると、登り返して距離の短いエスケープルート(中尾根)を取るべきであったのではと反省。

GPSコース)



 

 

(コースタイム)

0420 湘南発 
0730 かぐらスキー場みつまたステーション駐車場 着
0830 かぐらゴンドラ~第5リフト乗り継ぎ
0940 リフトトップ(1830m登山口)
1040/1050神楽ヶ峰 稜線(約2000m)
1050/1100 中尾根分岐
1300/1310 霧ノ塔(1993m)
1440/1445 雁が峰(1667m)
1600スキー場戻り

移動距離約10km