湘南寺田屋 山の記録

時々出かける山の記録です。ハイキング、バリエーションルート、山スキー、早駆け、ボリダリング等。鳥見や海外ハイキングも少々。

20年ぶり?の広沢寺

山の会に先月入会されたMさんは、本格的に岩や雪、氷までやっていた岳人。先日沢にご一緒したが足捌きやプロテクションセット等からも年季が感じ取れる。ハイキングが主体の山の会ではちょっと変わり種の経歴である(自分もそうだが)。

土曜日に丹沢七沢エリアの広沢寺のクラシックな岩場にご一緒して、ロープワークやギアのセット等確認しサビ落としをすることとなった。何せ2人とも外岩遊びを離れて久しい。同じく先月入会のOさんもご一緒。関西から川崎に移って来た明るい方で年齢を感じさせない溌剌とした方。

 

茅ヶ崎から伊勢原経由で広沢寺温泉の駐車場へ。本当に20年ぶりくらいであろうか。林業のイベントがあるそうで駐車場は20台ほどの車。紅葉も思ったよりもきれいである。昔はなかった鹿よけのゲートが林道入口に設けてあったりするが、景色はしっかり覚えているもので懐かしく歩き出す。

関東クライマーの練習場である弁天岩は横浜のM山の会が大勢で来ていて結構賑わっている。自分たちも右側の5.8くらいのルートでロープワークやプロテクションセット、懸垂下降等の基礎トレーニングをするのだが、まあ自転車乗りと同じでそれほど忘れるものでもない。ただし、結び方の名称が変わっていたり(今はインクノットとはいわずクローブヒッチ等)、ロープ同士の接続にバリエーションが加わっていたり(以前はダブルフィッシャーマンが定番であったが)、セカンドのビレイを支点から直接ATCで行ったり(以前はボディからと教わっていた)、ディジーチェーンはダメ出しされPASという接続ループが推奨されていたり(そもそもスリングを自分で作成したりすることは減っているそう)等、いろいろ変更もある。

白い岩肌に紅葉がきれい /  結構賑わっている

ひととおりやったあと、「対岸の岩場」に移って、垂壁の5.10aを2本ずつやる。Mさんも私も徐々に感覚を取り戻してクリア。Oさんも途中までだが頑張って練習。沢登りや岩稜歩きには十分なレベルである。

 

まあ、もう激しい山登りはしないが、安全のためにも技術はちゃんと整えておきたいと思う。