湘南寺田屋 山の記録

時々出かける山の記録です。ハイキング、バリエーションルート、山スキー、早駆け、ボリダリング等。鳥見や海外ハイキングも少々。

東丹沢奥の鍋嵐

今週末は新調したアイゼン(ぺツルの12本爪バサック)の慣らしで上州武尊にでかけるつもりでいたのだが、低気圧の通過後の荒天が予想されるので中止とし、代りに東丹沢大山三峰の「鍋嵐」峰に行ってみることとなった。大ベテランのTさんがCL、山の会のSさん、Tさん、Oさんの男女混合パーティ。皆健脚である。
昨晩の大嵐も去り、妙に暖かい朝(この日12月としては過去に例のない高温となったそう)、厚木駅でOさんをピックアップし、宮ヶ瀬湖に向かう県道64号沿いの清川道の駅で待ち合わせ。ここから自分の車で谷太郎川林道奥の車止めの駐車場まで行く。普段マス釣り場等があり通行に支障のない舗装の道なのだが、大嵐で木の枝や落ち葉が路面を覆いちょっとしたおおごと。車から降りたメンバー達に大枝等を退けてもらいながらどうにか到着。
ここから境界尾根ルートという非一般道(バリエーションルート)を辿る。そこそこ歩かれているようだが踏跡もところどころ不明瞭だったり岩場があったりする。それでも木の橋がかけられていたり整備も入っており問題なく行く。結構痩せ尾根である。ところどころ番号のついた石碑がある。清川村厚木市の境界となっている尾根。

 

2時間で大山三峰の縦走路にあたる七沢岳に到達。ここからは鎖等もあるが一般道なので気楽に歩き、ようやく他パーティとすれ違ったりして三峰山に到着。軽く休んでから縦走路を1時間歩いて物見峠へ。もう少し進んで鍋嵐への分岐の小高い場所で昼食休憩。

丹沢三ツ峰の尾根遠望
 
鍋嵐への道は以前はかなりの難路であったと聞くが、10年ほど前に出た「東丹沢登山小詳細図」というバリエーションルートも記載したものが出てから歩く人も多くなったとのこと。今は目印テープ等もありさほど困難でもないが、ところどころ支尾根に入り込まないよう地図読みを気をつけて進み、最後に急登をこなすと静かな山頂に至る。なぜかアルミのちりとりに山名が記載されて木に吊るされている。なかなか登る人も少ない寂峰であるが、来れてちょっとうれしい。標高817m。

いままで丹沢はあまり歩いていないが、このエリアは他にも踏み跡レベルの尾根がたくさんあるようで今後楽しみたいと思いながら、踏み跡を戻り物見峠から一般道で下山。
(コースタイム)
清川道の駅07:30―登山口08:00―七沢山10:00―三峰山10:20/10:30―物見峠11:30ー鍋嵐分岐12:00/12:30(昼食)―鍋嵐13:15/13:30―物見峠14:20―下山口15:20ー清川道の駅15:50
GPS記録)